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空手ベルト

​道場訓

動き無き真は無力なり


真 無き動きは誤力なり


真 ある動き動きある真


これをもって動真力となる

理念

1.体の動き、心の動きを正しく人間の真の行動を目指し、強くなることだけを求めず、強くなった分優しくなり、暖かみのある人間に成ることを目的とする。

2.日常生活においても常に平静であり、礼節と尊敬をもって、相手に接すること、卑屈になったり威圧的な態度をとるような人間にならぬよう自分を戒める。

3.選ばれた体力のある人間だけが躰術空手をするのではなく、老人、子供、体に障害のある人など、その人にあったカリキュラムを作り、全ての人ができる躰術空手道を目指す。

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代表:阿久津 光司

1955年2月生。

幼少時、祖父の影響により空手を始める。

幼少時期は、寸止め系空手を学ぶ。

青年時代は、防具付き空手(拳正流:四段取得、続いて拳覇流:五段)を修得後、投げ技・締め技を学ぶ。

1984年 動真館を設立

府中本部道場、川崎道場、新宿道場を開設。

海外には、フランス、キューバに交流道場有り。

2018年 沖縄空手国際大会 ベスト8入賞

​期待、そして応援しています!​

 動真館館長の阿久津光司君との親交も早いものでもう30年近くになります。かつて彼は役者を志し、ある劇団の研究生として頑張っていました。研究生の公演では主演を演じ、そのグループのリーダー的存在でした。しかし、卒業と同時に子どものころから習っていた「空手道」に自分の情熱を注ぎ始め、しばらくして突然、「アメリカに行って来る」と、辞書一冊だけを持って数カ月の異国の空手道場巡り(武者修行?)の旅へ出掛けていきました。当時としてはまだ無謀ともいえるその行動に私は驚きました。果たして、帰国した彼から渡米中の悪戦苦闘の話を聞き、あらためてその行動力と度胸とに感服しました。

 その後、彼は空手のみならず、護身術や居合い・柔術など、さまざまな武道を研究し、経済的な苦労とも闘いながらも「動真流躰術空手道 動真館」を創設し、門下生と共に道場を守り続けています。

 数年前、私にも多少関わりのあった、CISVという国際ボランティア団体のイベントで来日していたブラジルの子どもたちと日本の子どもたちのために、動真館が空手教室を開いてくれたことがありました。子どもたちが滞在中に一番楽しかったことは、動真館の「空手」だったそうです。空港でのお別れのとき、子どもたちは教室で習った「押忍(オスッ)!」を泣きながら連発していました。そして、帰国したブラジルの子が2人、日本の子も2人が空手を始めるようになっています。

 武道は「礼に始まり、礼に終わる」と言います。阿久津君は以前から会うたびに、「子どもも大人も含めて、この基本を教えていきたい」と繰り返します。失われつつある「日本人らしい礼儀正しさ」を、これからも空手道を通して世界の子どもたち、若者、大人たちに伝えていってほしいと願っています。

2004年4月 役所広司

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